ヤマト運輸とディー・エヌ・エーが共同で実施する自動運転による配達の実証実験「ロボネコヤマト」が4月17日から実施されます。16日に開かれた記者会見に出席し、この実験の意義について述べさせていただきました。

自動運転技術は乗用車としての活用に注目が集まりがちですが、運輸運送業界にも希望をもたらすものであり、政府は2020年度の輸送サービス自動運転実現の目標を掲げています。

また、最近報道で取り上げられている通り、宅配便の再配達の削減は大きな課題となっており、ヤマト運輸は再配達の問題に積極的に取り組むことを表明しています。今回の実証実験は、自動運転により荷物を届けることの課題を洗い出し実現を推進するもので、自動運転配達実現のための重要なプロジェクトです。

「ロボネコヤマト」の実証実験の対象となる地域は、藤沢市のうち鵠沼海岸1～7丁目、辻堂東海岸1～4丁目、本鵠沼1～5丁目です。今回の実証実験は、必ずしも自動運転ではありませんが、提供されるサービスは今後自動運転を見据えた内容となっており、購入品の配達や再配達は、高齢化社会を迎えた我が国にとって重要なインフラになるとの期待があり政府をあげて推進していきます。

なお、記者会見の模様や実証実験の詳細については、インターネットのニュースサイトで取り上げられているほか、「ロボネコヤマト」公式ホームページでも掲載されています。